三叠式结构

Sāndiéshì Jiégòu
三叠式结构
三段重ね構成(さんだんがさね・こうせい)

 文学作品の構成方法の一つ。『水滸伝』における「三たび祝家庄を打つ」や『三国演義』における「三顧茅蘆」などが典型的な三重式構成である。その基本的な特徴は、人物と事件の描写において、相次ぐ三回の繰り返しによる発展変化を用いて、力強くストーリーを展開し、人物性格を描く。「重畳」は形式を指して言うだけで、内容の重複は意味しない。「三たび祝家庄を打つ」の三回の攻撃方法とストーリーの内容は同じものではない。

(『中国小説辞典』北京出版社 1990)

作成:河本美紀

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