三部曲

Sānbùqǔ
三部曲
三部作(さんぶさく)

 「三聯劇」とも呼ばれる。古代ギリシャを源とし、悲劇の父アイスキュロスの『アリストテレス』三部作、(『アガメムノン』、『供養する女たち』、『慈しみの女神たち』)のように三部の関連性のある悲劇により構成される。現在は一般的に、プロットがそれぞれ独立または互いに連続している文学作品を指す。巴金の『激流三部作』のように、『家』、『春』、『秋』の三部は独立しているものの、互いに密接した関係にある長編小説である。茅盾の『農村三部曲』は『春蚕』、『秋収』、『残冬』の3つの短編小説からなる。

(『中国小説辞典』北京出版社 1990)

作成:河本美紀

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