概念化

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概念化
概念化(がいねんか)

 文学創作における一種の良くない傾向。その主な創作の特徴は、生活からではなく概念からの出発にあり、生活の中の具体的な事例を探しに行き、ストーリーを編み出し、人物形象によって概念を図解し、あるいは抽象的議論をもって人物形象の塑像に代える。この類の作品は人を感動させなられないし、豊かで複雑な社会の本質の姿を反映することもできない。概念化はしばしば「千人一面、千部一腔」の公式化を招き、二者はお互いに原因と結果である。

(『中国小説辞典』北京出版社 1990)

作成:河本美紀

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