白话

Báihuà
白话
白話(はくわ) 

 漢語(中国語の正式な言い方)の書面語の一種。中国の古典文学においては、唐代の変文、宋・元・明・清の話本、小説およびその他の通俗文学作品が、だいたい白話を用いている。宋・元以降、学術的著作や官界の文書でも白話が採用されることがあった。その特徴は、基本的に北方語を基礎にし、一定の時期の口語に近く、多くの人民大衆に受け入れられ運用されやすい、ということにある。五四新文化運動時期、文言にかわって白話を用い、これを新しい文学の言語とする、という主張がなされ、新思想を表現し、新文学を創作するのに有利な条件が提供された。

(『中国现代文学词典』上海辞书出版社 1990.12)

 
 
作成:青野繁治

Chinese Literature Site

error: Content is protected !!