Dì’èr Rénchēng
第二人称
第二人称（だいに・にんしょう）

文学創作での叙述、描写の方法の一種。二人称である「あなた」、「あなたたち」の角度から人物や情景を描写し、感情を表現することを指す。常に「私」の相手に対する叙述や語りに限られ、このような角度からは感情は述べやすいが、使う人は甚だ少ない。一般的に小説の中間に挟まれる。例えば、柳青の『創業史』で梁生宝がモミを買うとき、語り手は梁生宝の称賛の言葉を大幅に付け加え、作者の人物に対する深い感情を表現している。

（『中国小説辞典』北京出版社　1990