艺术虚构

Yìshù Xūgòu
艺术虚构
芸術的虚構(げいじゅつ・てき・きょこう)

 芸術形象を塑像する基本手段。生活経験を基礎にし、芸術的想像を頼りに進められる、生活発展の規則と人物性格的ロジックに合うイメージの新たな組み合わせで、人物像の中に思想が体現されている。一般には、虚構がなければ文学作品も生まれない。文芸が生活を反映するには、典型化の道を経なければならず、生活素材に対して集中的な概括をし、豊かな想像を用いて、人物や出来事において不足したり気づかされなかった部分を補足し、プロットを構成し、人物像を塑像する。ゴーリキーはこう指摘する。「芸術創作は永遠に『虚構』である」。しかし虚構は勝手な憶測ではない。作家の豊かな想像力はしっかりとした生活基礎の上に成り立たなければならない。さらに正しい審美観を持って指導しなければならず、それによって芸術的虚構に真実の生命を獲得させることができる。
 
(『中国小説辞典』北京出版社 1990)
作成:河本美紀

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