Jiànjiē miáoxiě
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描写方法の一つ。側面描写とも呼ばれる。作者が、描写対象と関連する人や事柄、物に対して描写を行い、対象自体を表現し、それを鮮やかに際立たせる。間接描写はよくその他の人物の描写に用いられ、側面から特定人物を際立たせる作用を果たす。例えば、魯迅の『薬』では喫茶店の客の無駄話を通して、登場しない革命家夏瑜の人物形象をかたどる。側面描写は一般に正面描写と結びつき、しばしば多くの文章や文字を労しなくても著しい芸術効果をあげる。この類の描写手段は、中国語では、習慣上「烘托法」や「烘雲托月法」とも呼ばれる。 (『中国小説辞典』北京出版社 1990) |
作成:河本美紀 |
→ 直接描写 |