Liú Suǒlā
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(1955- ) |
劉索拉小伝: 1955年北京で生まれる。4才でピアノを習いはじめ、小学校4年生のときに「文化大革命」に遭う。中学校時代は下放され江西省某「五七幹校」にて農業に従事。1年後に帰京しひきつづき中学校に通い、卒業後は父母の圧力のため高校を受けるが失敗し、仕事を割り当てられるすべもなく、故に無職であった。中央五七芸術大学音楽学院作曲科を受験したこともあったが、父母の問題のためこれも採用されなかった。後に某中学の非常勤の音楽教員をし、正規の職員となった後は、配属により北京市少年宮でピアノ伴奏の教員をつとめた。
音楽から来る直感 私が作家活動をはじめたのは、遊び半分でした。大学卒業後は二度とものを書くつもりはありませんでしたが、何人かの作家の方々と出合い、ある人にやめるなと言われ、賭けのつもりで初の中編小説『君にはほかの選択はない』を書いたのです。この小説を書くにあたって、中国の新しい音楽と新世代の作曲家を文字によって描き、作曲家や作曲とはどんなものであるかを、より多くの人に知らしめようというのが主な意図でした。 (『中国当代作家百人傳』求実出版社1989) |
作品目録『你別無選擇』1985年3月『人民文学』 |
単行本『你別無選擇』 文学新星叢書 第一輯 作家出版社 1986.3/1.35元 |
邦訳「滑走路」(跑道)近藤直子/訳 『季刊中国現代小説2』1987.7 |
音楽CD
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作成:小川唯・青野繁治 |