包川

baochuan

BāoChuān
包川
ほう・せん

 (1942- )
包川自伝:

1942年8月、私は成都の近郊で生れた。両親はどちらも教師であった。小学校から中学校にかけての時期は、私は宜賓や成都で過ごしたが、高級中学を卒業すると、貴陽師範学院に入学し、中文系で2年学んだ。
1966年から働きはじめ、成都西城区の有色金属冶煉廠につとめたり、自動車部品工場で働き、出納、保管などの仕事をした。1978年に北京電影学院編劇進修班で学び、現在は『四川文学』編集部に勤務している。
73年から作品を発表しはじめ、省クラスの雑誌に一幕劇、散文、散文詩などを発表した。79年に書いたシナリオ「我的儿子」(わが息子)は、北京出版社から出たシナリオ選『作証』に収録されている。
79年から短篇小説を書き始めた。「辧婚事的年軽人」「母愛」「為自行車,乾杯!」「孑孓」(ボーフラ)「高音喇叭」「相見」などの作品がある。

(『当代女作家作品選3』花城出版社1982.8)

包川小伝:

1942年成都に生れる。原籍は四川省南渓県。1960年貴陽師範学院中文系に入学。1966年からは、出納、保管の仕事をした。1973年、一幕劇、散文、散文詩などを発表しはじめる。1978年北京電影学院編劇進修班で学び、翌年『四川文学』の編集者となる。『人民文学』『四川文学』『当代』などの雑誌に小説を発表した。主な作品としては、短篇小説集『為自行車,乾杯!』(四川人民出版社)があり、そこに収められた「辧婚事的年軽人」は、1979年全国優秀短篇小説奨を受賞している。

(『新時期女作家百人作品選』海峡文藝出版社1985.10)

作品集・単行本

『為自行車,乾杯!』短篇小説集 四川人民出版社

邦訳

「素人のど自慢」中国現代文学翻訳研究会/訳 『六月の話題』80年代中国女流文学選5

 作成:青野繁治

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