北島小伝:
北島(ペイタオ)本名、趙振開(チャオチェンカイ)。1949年北京に生まれる。21歳の頃より詩作を始め、1978年文学雑誌「今天」を創刊、新思潮詩の中心的存在として活躍。無政府主義者を標榜し、1985年中国作家協会会員となるも、しかるべき部署に配属されず、無職のまま現在にいたる。「新観察」やエスペラント語刊行物「中国報道」の文学部門の編集を担当したこともあるが、現在は創作に専念。その詩は沈思の内奥からイメージを炸裂させるイマジズム詩である。
(『北島(ペイタオ)詩集』是永駿訳 土曜美術社 1988)
北島(ベイダオ)1949年北京生まれ。本名趙振開。北京第四高等学校在学中に文革勃発。建築会社で働きながら、70年詩作を始める。74年『波動』執筆。78年地下文学雑誌『今天』を芒克らと創刊。89年六四以降は国外に流亡。90年『今天』を復刊(編集部ニューヨーク)、現在も主編をつとめる。
(『波動』是永駿訳 書肆山田1994)
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