Zēng Xīnyí
曾心儀
そう・しんぎ

（1948～　）

曽心儀小伝：

　曽心儀、本名曽台生、原籍は江西永豊。１９４８年台南市眷村に生まれる。家庭の事情により早くから社会に出、働きながら学業を終えた。中国文化大学 メディア学科を卒業したのは１９８２年のことである。

　曽心儀は百貨店の店員、美容師、秘書、記者などの職歴を経て、１９７８年から台湾民主運動に身を投じ、登発父子逮捕に対しての抗議運動や、主な社会街頭運動に参加している。彼女の眷村での生活と社会での経験は小説の豊富な題材となり、また彼女の現実に対する鋭敏な観察力を養った。

　すでに出版されているものに、短編小説集『我愛博士』、『彩凰的心願』、『貓女』が、小説、随筆、日記を集めた『等』及び編著『啊樺』がある。

（『台灣作家全集短篇小説集/戰後第三代 曽心儀集』前衛出版社　1992年）

著作

『台灣作家全集短篇小説集/戰後第三代 曽心儀集』前衛出版社　1992.4