Dōng Fāngbái
東方白
とうほう・はく

東方白小伝：

本名林文徳。筆名東方白。

1938年台北市に生まれる。高校時代から世界文学の名著を読み始める。1954年最初の短編小説「臨死的基督徒」を書く。1957年聯合副刊において処女作「烏鴉錦之役」を発表。台湾大学進学後は精力的に制作活動を行い、数多くの短編小説を完成させる。1964年最後の作品だと称した中編小説「□□」を発表。1965年カナダのサスカチュワン大学の奨学金を得、出国。修士課程を卒業後、博士号を 取得した。1968年に結婚。再び、小説を書き始め、短編小説「夢中」を完成させる。翌年、短編小説『臨死的基督徒』を出版。1975年に長編小説「露意湖」を書き始め、3年を経て脱稿。1979年鐘筆政と手紙で連絡を取り、後に文集『台湾文学両地書』を 出版する。1980年大河小説「浪淘沙」の執筆開始。11年の歳月を経て完成。1991年呉三連文藝賞、1993年台美基金会人文成就賞受賞。カナダ在住。

（『台湾作家全集　東方白集』前衛出版社1993.12）

著書

『台湾作家全集　短篇小説巻　戦後第二代　東方白集』前衛出版社　1993.12初版1994.6第二刷