Yáng Xiào
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(1936- ) |
楊嘯小伝 河北出身。少年期は家が貧しく、丁稚にいっていた。1960年内蒙古大学文芸研究班に入り、勉強をするかたわら創作活動をおこなった。文革以降は創作活動を専ら行うようになる。 |
『紅雨』について楊嘯が初期に書いた児童文学の代表作。中編小説。主人公の少年紅雨は、農村地区における医療体制の遅れにより苦労をし、”赤脚医生”(はだしの医者:農村で農業に十時しつつ医療衛生業務に携わる者)となることを望む。文革の中の新しい事物として、”赤脚医生”はきわめて一般的な社会現象であり、容易く描けるヒーローのイメージでもあった。賞賛すべきは、生活にもとづいた描写をし、少年の精神世界を深く掘り下げ、その物語性,読みやすさと素朴な言語スタイルで読者を惹きつけたことである。この小説は英語,日本語,朝鮮語などに訳され、北京外文出版社より出版されて国外へ紹介された。またモンゴル語とウィグル語にも翻訳出版された。中央人民放送局など、多くの放送局で全文が放送され、人民美術出版社など3社の出版社がこの本を脚色して連環画を出版した。1975年には楊嘯と崔嵬監督が合作して映画の脚本とし、北京映画製作所がカラー映画化した。1977年には、人民文学出版社も映画脚本を出版した。 |
作品集・単行本『笛声』 1962年 百花文芸出版社 |
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作成:李昇嶺 |