楊薇

Yáng Wēi
楊薇
ヴィヴィアン・ヤン

 
 楊薇小伝:

 1960年代、上海の大学教授の家庭に生まれ、この街の昔のフランス租界で育ったヴィヴィアン・ヤンは、もっとも非友好的な社会、言語、文化の環境の中においてさえ、書かれた言葉が彼女の人生の 欠くことのできない重要なパートであると考えていた。現在アメリカ作家協会のメンバーであるが、引き続きバイリンガルに偉大な中国を書き続けている。ヴィヴィアンは最初の25+年間を例外的に中国で過ごし、上海の母校で英語とジャーナリズムを教える講師であった。彼女は上海のフルブライト・アメリカ学研究センターの二期生で、「アメリカ文学」と「アメリカの社会文化」をそれぞれ学んでいた。ヴィヴィアンは北京で、放送および新聞のジャーナリストとして働いた。彼女の英語による最初の署名記事は、23歳のときに出され、そしてラジオプログラムは、国際放送で流れた。

 3年後、英語を用いる若き学者、ジャーナリストとして、ヴィヴィアンは合衆国に赴いた。そこで彼女は、アリゾナ州立大学、ニューヨーク大学、コロンビア大学などで、(クリエイティブ・ライティングも含めて)より高度の教育を受けた。卒業後ヴィヴィアンはフルタイムの作家として没頭する前に、ウォールストリートやマジソン・アベニューのプロ フェッショナルとしてマンハッタンで働いた。

 2001年最初の長篇小説「SHANGHAI GIRL」を出版。ニュージャージー・アーツ・カウンシルによる文学賞を受賞。英語を母国語としない最初の受賞者となる。この作品の日本語訳は2002年4月翠書房から出版。ノンフィクション の学術書『地位、社会、中国系シンガポール人』の著者でもある。

 現在香港在住。

(『http://www.shanghaiyang.com/bio.htm』)

 作品・単行本

SHANGHAI GIRL
ISBN: 0-7388-4796-8 (Trade Paperback)
ISBN: 1-4010-0619-1 (eBook)
Pages: 290
Subject: FICTION / General

 

『S.G.上海ガール』 ヴィヴィアン・ヤン:著   杉田米行・石田佳子:訳  2002.4 翠書房  四六判・304頁・本体価格1800円

 作成:青野繁治

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