楊邨人

 

 Yáng Cūnrén
楊邨人
よう・そんじん

(1901-1955)

楊邨人小伝:

 広東省潮安の人。1925年中国共産党に加入。1927年太陽社を結成、文学活動を開始。『太陽月刊』上に、「女俘虜」「三妹」「藤鞭下」などの小説を発表した。そのうち「女俘虜」は、革命に参加した女性戦士が戦いに敗れて捕虜となり、蹂躪されたのち、最後は集団自殺する、という話で、自然主義的描写が多い。1930年左翼作家聯盟に参加。1932年「政党生活の塹壕を離れて」(『読書雑誌』3巻1期)を発表、共産党からの脱退を宣言。30年代中期、柳絲の化名で『新儒林外史』を書き、魯迅を攻撃したので、魯迅などの批判を浴びた。抗戦期間は四川に行き、成都の西南大学教授をつとめる。建国後西南師範学院中文系で教鞭を執る。

 
 
 
 
 
 作成:青野繁治

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