歐陽子

Ōuyángzǐ
歐陽子
おうようし

(1939~ )

歐陽子小伝:

 本名洪智恵。1939年に日本の広島に生まれる。原籍は南投県。第二次世界大戦後に家族とともに台湾へ帰る。1952年から新聞や雑誌に短編の散文を発表し始め、高校、大学時代には新体詩も書いた。1960年に白先勇、王文興らと「現代文学」を創刊、「欧陽子」のペンネームで現代文学に小説を書き始めた。
 1962年に奨学金を得てアメリカのアイオワ大学小説創作プログラムで学び、1964年に修士の学位を得た後、イリノイ大学の英文学部に移る。1967年に初めての小説集『那長頭髪的女孩』を出版、1971年に『秋葉』を再出版し、シモーヌ・ド・ボーヴォワール『第二の性』を翻訳。また、1976年には『王謝堂前的燕子』を出版する。1988年に長編小説『一個離奇的法律案件』を創作し、その後構造的な失敗を見つけたためにその四十万余字の手稿を破棄する。現在はアメリカに居住。

(『歐陽子集』前衛出版社 1993.12)

著書

『台湾作家全集 短篇小説巻 戦後第二代 歐陽子集』前衛出版社 1994.6第二刷
『魔女 台港澳與海外華文文学精讀文庫 歐陽子巻』中国人民大学出版社 1994.9

 
 
作成:池上里子

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