Chén Yīng
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(1907~1988.4.14) |
沉櫻小伝:女性小説家。本名陳瑛。山東省の人。山東省立第一女子中学に学ぶ。1924年上海大学中文系に入学。後、学校が国民党当局に閉鎖されたため、復旦大学中文系に転入、復旦劇社の演劇活動に参加するとともに、創作を開始。処女作「帰宅」「妻」はそれぞれ『大江月刊』『小説月報』に掲載され、文壇の注意をひく。1931年北平に行く。1934年日本に渡り、文学の勉強をする。抗日戦争期間重慶に蟄居。1946年上海に戻り、上海市立実験戯劇学校で教員をつとめる。その後、復旦大学中文系で教鞭を執る。1948年台湾に行く。大成中学及び台北女子中学で教鞭を執る。1967年退職後、米国に移住。外国文学作品の翻訳に従事。創作は多く女性の婚姻恋愛を題材とし、文体は簡潔である。翻訳は流暢で、ニュアンスをよくつかみ、微妙な意味をよく伝えている。 |
作品集・単行本『喜筵之后 ; 某少女 ; 女性』沉櫻[著](中国现代文学作品原本选印)人民文学出版社, 1987.10 |
邦訳「祝宴の後(喜筵之後)」 (佐藤普美子 訳)丸山昇監修・白水紀子主編『中国現代文学珠玉選 小説3 女性作家選集』二玄社2001.3 |
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作成:青野繁治 |