王小鷹小伝:
1947年蘇北鹽城射陽川邊に生まれる。
1968年、66期高級中学卒業生として、黄山茶林場にやってきて、茶摘み女となる。
1975年他の人と共同で一編の小説を書き、短編小説集に収録される。程なく、上海機電設計院の配属となるが、児童の生活を描いた中篇小説と数編の短編小説を発表する。文学創作に興味を持ち始めたころである。
1978年華東師範大学中文系に入学。1980年は下半期に続けて「翠緑的信箋」などの短篇小説を発表した。大学を卒業すると、『萌芽』編集部に配属になり、1985年に上海作家協会に移って、専業創作を始めた。
1983年春、最初の短編小説集『金泉水與水渓妹』が上海文藝出版社から出版され、同年、第二小説集『相思鳥』が百花文藝出版社から出版された。1980?年第三小説集『新嫁娘的鏡子』は重慶出版社から出版されている。その他、40万字に及ぶ長篇小説『イ爾為誰辯護』もある。彼女は前後して百万字余りの作品を発表しているが、その中で「蘇北姑娘」「霧重重」「翠緑的信箋」など4編が英語に訳されてオーストラリアで出版された。「香錦」は日本語に訳されている。中篇『一路風塵』は、上海電視台でドラマ化され、好評を博した。留学生の生活を反映した小説「天涯客」「何処無芳草」は、発表後、「美洲華僑日報」に転載されて、海外留学生の好評を得た。それと前後して彼女は上海作家協会、中国作家協会に加入、1984年末の中国作家協会第四次代表大会に出席し、中国作家協会理事に選出された。現在は作家協会上海分会に所属する専業作家である。
(『中国当代青年作家名典』中国華僑出版公司 1991.11)
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