Hú Yěpín
胡也頻
こ・やひん

（1905-1931）

胡也頻小伝：

　本名、胡崇軒。福建福州の人。大沽口海軍学校で学ぶも、学校が廃止され、北京に流浪。1924年に友人たちと『民衆文藝週刊』を創刊し、小説を発表しはじめる。1928年上海で『紅与黒』を創刊。沈従文と『紅黒』月刊、『人間』月刊を共同編集。1930年済南の高級中学で教鞭を執る。まもなく上海に戻り、左翼作家聯盟に加入、執行委員に選ばれる。工農兵通訊委員会主席をつとめる。同年、中国共産党に加入。1931年1月17日、国民党当局によって逮捕、2月7日、秘密裏に殺害される。主な作品に短編小説集『活珠子』『往何処去』『詩稿』『牧場上』『三個上統一的人物』『四星期』、長編小説『到莫斯科去』『光明在我們的前面』、詩集『也頻詩選』、脚本集『別人的幸福』などがある。丁玲の最初の夫。