Miáo Yánxiù
苗延秀
びょう・えんしゅう

（1918.11.10～1997）

苗延秀小伝

　本名、伍延寿、後伍延秀と改名。広西龍勝の生まれ。幼少より、侗族民間文藝の薫陶を受ける。1942年延安へ。延安大学教育学院および魯迅芸術学院に学ぶ。1945年、侗族人民が中国共産党と紅軍を熱愛する姿を描いた短篇小説「紅色的布包」を発表し、文学創作の道を歩みだす。解放戦争期間には、『東北日報』副刊および『文藝戦線』誌の編集を担当。全国解放後は、広西三江県副県長および広西民族学院民族問題研究室副主任をつとめる。1954年に出版した長詩「大苗山交響曲」は熱い感情と優美な言語を用いて、広西の苗族と侗族人民の反封建的闘争と社会生活を深く反映しており、1981年広西30年少数民族文学創作一等賞を受賞した。
　1958年に広西チワン族自治区政治協商常務委員、作家協会広西分会副主席に選ばれる。1983年、退職の後も、侗族の人民の生活を反映した作品を創作しつづけた。広西チワン族自治区文聯、作家協会の顧問もつとめた。

(王増如『中国現代作家大辞典』新世界出版社　1992)

著書

研究資料

『中国当代文学研究資料　苗延秀　包玉堂　蕭甘牛研究合集』廣西人民出版社　1986.12