草明

Cǎomíng
草明
そうめい

 (1913.6.15-2002.2.16)

草明小伝:

 女流作家。本名 呉糸旬文。広東順徳生まれ。1928年か広東女子師範学校で学ぶ。九一八事変後、抗日宣伝活動に積極的に参加。1932年、小説を書き始め、欧陽山が創設した大衆小型新聞「広州文芸」の編集作業に参加する。1933年上海に辿り着いた後、左翼作家連盟に参加。その間に短編小説「傾跌」「小玲妹」、散文「魅惑」「表兄弟」などを執筆。多くは紡績女工の生活を題材としたもので、労働女性の辛苦と反抗を反映していた。抗日戦争勃発後広州、重慶などの地で抗日宣伝活動に従事した。短編小説「阿衍伯姆」「新嫁娘」「遺失的笑」などや多くのエッセイを執筆。1940年中国共産党に参加する。1941年、延安に到着後工農闘争生活を反映した短編小説「他没有死」、「延安人」、「女区長」などやその他いくつかの散文を執筆。1946年東北にいたっては工場で民衆工作を行い短編小説「今天」、「婚事」や労働者が主人公となり政治に参与する中編小説「原動力」を執筆。建国初期に長編小説「火車頭」などの作品を発表。1954~1964年鞍山に定住し、按鋼第一製鉄所党委員会副書記の任務に就き「誕生」、「迎春曲」など短編小説と少年児童のために書いた中編小説「小加的経歴」を執筆。1954年長編小説「乗風破浪」を発表。1964年の後北京分会専門作家になる。

              (『中国現代文学辞典』上海辞書出版社、1990年12月第1版)

作品集・単行本

原動力 / 草明著 — 新民主出版社 , 1949. —
乗風破浪 / 草明著 — 三聯書店 , 1960. —
原動力 / 草明著 — 人民文学出版社 , 1962. —
草明選集 / 草明著 — 人民文学出版社 , 1959. —

  
邦訳

原動力 / 草明女士,三好一 宇田禮譯 — ハト書房 , 1951. —

 

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作成:森 洋介

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