Yè Shèngtáo
葉聖陶
よう・せいとう

（1894－1988）

葉聖陶小伝：

　本名葉紹鈞。江蘇省蘇州の人。1911年中学校卒業後、小学校教師となる。1914年文語文で小説創作を始める。1919年完全な口語で小説を書き始める。1921年茅盾らと文学研究会の設立に際し発起人となる。その後大学や中学校で教鞭を執りもするが、主な精力は『小説月報』『婦女雑誌』『中学生』など商務印書館の雑誌の編集に注がれた。1945年以後は開明書店で働く。建国後は、出版総署副署長、人民教育出版社社長、教育部副部長などの職を歴任。また第1回から第5回までの人民代表大会常務委員会委員、第5次全国政治協商会議常務委員会委員をつとめる。短編小説集に『隔膜』『火災』などがあり、長編小説『倪煥之』、童話集『稲草人』『古代英雄的石像』などがある。

 作品集・単行本

『葉聖陶文集』上海春明書店　1949.1初版
『葉聖陶論創作』上海文藝出版社　1982.1
『倪煥之』人民文学出版社　1982.4
『葉聖陶』中國現代作家選集　三聯書店香港分店　1983.6
『葉氏父子圖書廣告集』上海三聯書店　1988.7
『葉聖陶日記』楽齊／編　山西教育出版社　1997.11

研究書・参考書

『葉聖陶小説論』任天石／著　江蘇教育出版社　1988.12
『葉聖陶和兒童文学』韋商／編　少年兒童出版社　1990.11

 邦訳

「小学教師」竹内好訳『文学革命集』平凡社、1963