Sū Shūyáng
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(1938- ) |
蘇叔陽自伝 かつて舒揚、余平夫などのペンネームを使う。1938年10月河北省保定市のある中流家庭にて生まれる。父親は新潮思想を持った物理専攻の学者で、母親は農村出身の女性。旧式の婚姻のため、両親は早くから別居したが、1960年になってようやく正式に離婚した。私は三男坊で、ふたりの兄と、妹がひとりいた。幼い頃から事実上母のもとで暮らしたが、都市の貧民のような生活だった。 ビーフを食べても金髪にはならない 文学が社会と人生の産物である以上、それが強烈な社会性を帯び、人生の判断において総括を与えることは必至であり、文学社会性の努力の消滅を図ることは、無駄である。当然、文学は、社会と人生に対する、作家の独特の感受性の記録である。と言うのも、それは作家の個性の深刻な印象を帯びるのは必至で、彼の自己の議論、感慨、叫び或はうめきを表わすからである。個性のない文学というのは、個性のない人がいないのと同じ様に、存在しないのである。もし無理に書こうとしても、それは文学とは呼びづらく、少なくとも良い文章とは言えないない。 (『中国当代作家百人傳』求実出版社1989) |
作品集・単行本『蘇叔陽代表作』中国現当代著名作家文庫 黄河文藝出版社 1989.5/4.85元 |
『蘇叔陽文選 詩歌巻 勿忘我』遼寧教育出版社 2001.1 『蘇叔陽文選 小説巻 故土』遼寧教育出版社 2001.1 『蘇叔陽文選 小説巻 愛在天涯』遼寧教育出版社 2001.1 『蘇叔陽文選 散文巻 樹葉集』遼寧教育出版社 2001.1 『蘇叔陽文選 話劇巻 丹心譜』遼寧教育出版社 2001.1 『蘇叔陽文選 電影巻 夕照街』遼寧教育出版社 2001.1 |
邦訳「人間周恩来 世界に慕われた大地の子」 (大地的児子 周恩来的故事)竹内実/訳 サイマル出版会 1982 |
作成:木藤陽介・青野繁治 |