自伝・回想録

自传・回忆录 Zìzhuàn・Huíyìlù
自伝・回想録 じでん・かいそうろく

 中国の現代史において活躍した人々の多くが、自叙伝や回想録を書き残している。それらは彼らが書き残した日記も含めて、中国を含めた東アジアの現代史に関する貴重な証言と言えるだろう。文化大革命収束後の1970年代末、『新文学史料』が創刊され、後に『我走過的道路』にまとめられる茅盾の回想録が連載されたのを皮切りに、数多くの作家、学者、有名人の回憶録が発表され、さらに単行本として刊行されるようになった。その多くは既に多くの先達によって、読まれ、翻訳され、研究されてきている。2022年7月に中国文芸研究会が長年の活動成果の一つとして、『中国20世紀自伝回想録解題集』(『野草』増刊号)を刊行したことは、日本の中国文学研究者が研究資料として、これらの書籍・文献を重視していることの表れである。しかし、それらは研究資料としてだけでなく、読み物としても興味深いものである。中国語の原著、翻訳書については、各作家の項目を参照されたい。
研究書(日本語)

『中国20世紀自伝回想録解題集』中国文芸研究会 2022.7.31

文献(中文)
 

 

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