趙家璧

Zhào Jiābì
趙家璧
ちょう・かへき
(1908.10.27~1997.3.12)

趙家璧小伝

 1932年、上海光華大学(現華東師範大学)英文系を卒業。良友図書出版公司に入り、編集に従事。魯迅、鄭伯奇らの左翼作家と知り合う。一角叢書、良友文学叢書などの編集を担当、装丁のこだわりで知られた。

 1936年、魯迅、茅盾、胡適、鄭振鐸など著名作家が編集を分担した『中国新文学大系』(蔡元培序)全10巻の総合編集を担当し、これが偉大な功績となった。

 1937年、上海の「大美晩報」社の主編となり、『良友画報』を復刊。 1943年桂林で「良友」を再建、「良友文学叢書」の刊行を継続、その後、公司を重慶に移転。

 1947年老舎と合同で上海に晨光出版公司を設立、支配人兼編集長を務め、『四世同堂』『囲城』などの名著を含む「晨光文学叢書」「晨光世界文学叢書」を出版した。

 1954年上海人民美術出版社に配属となり、副編集長、グラビア撮影編集室主任を務め、「ソ連写真集(蘇聯画庫)」40種、「新中国写真集(新中国画庫)」60種を編集出版し、人気を博した。

 1960年、上海文藝出版社副編集長に就任、外文編集室の責任者となり、上海市人民代表、上海市政治協商会議委員に選ばれる。1972年に退職。退職後も積極的に上海市政治協商会議組織の編集グループに参加、執筆グループ名伍協力で、エドガー・スノーの『漫長的革命』『艾奇遜回憶録』『フルシチョフ回想録』などを翻訳出版。

 中国共産党第十一期三中全会以降、『編輯生涯憶魯迅』など100万字あまりの回想録を執筆。中国出版工作者協会第二期副主席、中国作家協会上海分会顧問、上海市政治協商会議常務委員、上海市編輯学会顧問などを歴任。第二回韜奮出版奨を受賞。

 1997年3月12日、上海で死去。

(百度百科)

著書
 
研究資料
作成:青野繁治

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