Sòng Zélái
宋澤莱
そう・たくらい

（1952～　）

宋澤莱小伝：

　本名、廖偉竣、1952年雲林県二崙郷に生まれる。1975年師範大学歴史系を卒業後、ずっと彰化福興国中で教鞭をとる。1981年米国アイオワ大学国際作家工作坊に招かれ、研究する。
　宋澤莱は大学時代に三冊の心理小説を書き、卒業後、最初の長篇小説『廃園』を出版している。1978年以降は続々と「打牛湳村」の系列小説を発表し、創作の触角を台湾農村と都市の環境および思想の変遷に広げ、台湾文壇を震撼させた。1980年に一度禅に傾いた。
　今日に至るまで、宋澤莱が発表した小説集には、『打牛湳村』『等待燈籠花開時』『黄巣殺人八百萬』、中篇に『骨城素描』『紅楼舊事』、長篇に『廃墟台湾』『變遷的牛眺湾』および評論、詩、散文など多数ある。

（『台湾作家全集短篇小説巻戦後第三代　宋澤莱集』1992）

著書

『台湾作家全集　短篇小説巻　戦後第三代　宋澤莱集』前衛出版社　1992.4