蘇雪林
Sū Xuělín
そ・せつりん

 （1896-1999）

小伝

　蘇雪林、女、本名蘇小梅、蘇梅と改名、字を雪林という。台湾に移住後、字を本名とした。筆名は、緑漪、霛芬、老梅、野隼、天嬰、杜若など。貫籍は安徽太平である。1896年農暦2月24日浙江瑞安に生まれる。1952年フランスから台湾へ。1999年4月21日死去、享年103歳。
　安慶第一女子師範学校卒業、その後、北京女子高等師範学校で学ぶ。1921年フランスに留学。リヨン国立美術学院で芸術を学ぶが、後に語文専攻に変わる。1925年帰国し、東呉大学、滬江大学、安徽大学、武漢大学の教授を歴任。この間、学術研究と芸術創作は並行して行なわれる。周蓮渓と『益世報』「女子周刊」の編集を勤める。1949年香港へ、真理学会で編集にたずさわり、再度フランスへ赴き、パリ大学フランス学院に学ぶ。台湾移住後は、成功大学職員宿舎に定住し、執筆活動を行なった。教育部文藝奨、中国文化復興運動総会中正最優秀写作奨、中山文藝創作奨、国家文藝理論奨、中国文藝協会栄誉文藝奨、台湾省文芸作家協会資深優良文藝工作者栄誉奨、行政院文化奨、『中央日報』特別成就奨および中国婦女写作協会文藝奨資深作家奨を受賞。

(『台湾現当代作家研究史料彙編』2014.12)

 研究資料

『蘇雪林　台湾現当代作家研究資料彙編』国立台湾文学館　2014