Jiéjú
结局
結末（けつまつ）

　中国語では「収場」、「終結」、「結尾」とも呼ばれる。プロットのクライマックスが過ぎた後、自然に出てくる最終段階。主要な矛盾衝突はすでに終わり、人物の性格の発展も終わり、事柄の移り変わりにも結果が出て、主題は完全に体現されている。結末は二つの型に分類できる。一つは「転化型」で、作品の始めに提示された矛盾衝突は完全には解決せず、ただ新しい方向へと方向転換するだけである。茅盾の『子夜』がその例である。もう一つは「解決型」で、作品の最初に提示された矛盾衝突が最後に解決される。周立波の『暴風驟雨』がその例である。

（『中国小説辞典』北京出版社　1990）