问题小说

Wèntí Xiǎoshuō
问题小说
問題小説(もんだい・しょうせつ)

 人々の普遍的関心や、社会が早急に解決を求めている問題を主な特徴とする小説。歴史における新旧の交代、或いは社会に重大な転換と変革が起こる時期にしばしば現れる。「五四」人生派の「問題小説」は「五四」運動という歴史背景の産物である。その主な代表は文学研究会のメンバーである冰心、葉紹鈞、王統照などである。創作は「問題」から出発しているため、人物形象と問題の説明が一緒になっており、典型的人物の創造に影響する。建国前後、農村工作を題材とした趙樹理の問題小説や、新時期の劉心武が創作した問題小説がある。

(『中国小説辞典』北京出版社 1990)
作成:河本美紀

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