Yǔyán Gèxìnghuà
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これは小説、戯劇、映画文学を創作する上で、最も基本的な審美感が要求されるものである。言語の個性化は叙述する人の言語の個性化と、登場人物の言語の個性化の両者を含むものである。前者の指すものは作品の言語風格、作者が個性 (人物像)を作り上げる重要な表現方法であり、また成熟したしるしの一つである。後者の指すものは人物が話す言語がその人物の身分、教養、経歴、習慣、ひいてはその人物の社会的地位、思想観点、職業的特徴、心理状態、性格的特徴までもが露わにされ、あたかもその声を聞いたことのあるかのごとく、その人物に会ったことがあるかのような芸術効果を及ぼすものである。
(『中国小説辞典』北京出版社 1990)
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作成:石崎 浩司
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