張系国小伝
江西省南昌人。1944年重慶生まれ。幼い頃父について台湾へ渡る。台湾新竹中学卒業後、1962年台湾大学電機学科に入学。大学入学と同時に創作活動を始める。長編小説《皮牧師正伝》、短編小説《孔子之死》及び劇作本、評論等を相次いで発表する。1966年大学卒業後アメリカに渡り、バクレー大学カルフォルニア校電機課程にて博士号を取得。1966年以降は華生研究センター研究員、コーネル大学助教授、イリノイ大学教授を歴任。台湾中央研究院数学研究所研究員とピッツバーグ大学コンピューター学部主任を兼任。インテリジェンスシステム大学(知識系統学院)を設立。彼の作品は哲理性と現実性を備えており、手法は斬新、言葉は滑らかで、台湾現代派文学と郷土文学の間に独自の一派を打ち立てた。ペンネームは域外、白丁。
(『現代中国文学詞典』上海辞書出版社、1988年)
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