Àiyà
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(1945.2.4- ) |
愛亞小伝:愛亜は女流作家で本名を李兀といい、吉林省濱江県の人で1945年2月4日四川璧県で生まれた。1949年父母と共に台湾へ渡る。初級中学の時に古典の詩詞、恋愛小説を読み、小説の習作を始める。高校1年の時、台湾全省の高等学校以上の作文大会散文部門で佳作賞を受賞する。彼女の作った詩歌、散文、小説は《北市青年》に掲載され始める。19歳のとき芸術専門学校の映画・テレビ放送科で学び、同時に放送局のために放送原稿を書く。卒業後28歳でCF会社に入社し映画の企画と制作の仕事に携わる。と同時に国語日報、連合報、雑誌《皇冠》などで散文、小説、ニュース原稿、及び短編小説を発表し始める。1978年から雑誌《皇冠》のために自ら取材をしたり原稿を書いたりする。その一方で、《時報周刊》では《家庭的故事》シリーズを書く。1981年から台湾日報児童版の画策を担当する。後には《連合文学》の執行編集長も担当する。彼女の書いた《外晨》は《皇冠》の短編小説選《石縫中的小花》の選に入る。1984年の《軽淡》は馬森編、尓雅出版社出版の1984年《短篇小説選》の選に入る。小説《誰要紅豆》、《以前,好久好久以前……》、《一瓢飯》、《四十寂寥》の4編は公孫「女燕」編《海内外青年女作家選集》の選に入る。彼女の散文は描写が細やかで親しみがある。小説にもまた散文の風格があり、ほんの意に介さないような所にも心がこもっていて描写が細かいと感じられる所がある。 (『台港澳曁海外華文作家辞典』 人民文学出版社、1992年) |
作品集・単行本『我也寂寞』(短篇小説集) 台北皇冠出版社 1983.6 |
作成:浅野和恵 |