白刃小伝：
白刃、本名王寄生、筆名王爽、藍黙。
1918年福建省晋江県の生まれ。少年時、フィリピンに行って働く。マニラで働きながら学び、 見習工や新聞配達をする。救亡工作の経験もある。1937年、帰国し、抗日戦争に参加、八路軍参謀、連隊指導員、新聞社編集長、ラジオ局局長、 新華社の記者などの職につく。1936年から華文新聞に文章を発表し始める。主な著書に、『兵臨城下』『白刃劇作選』『南洋漂流記』（長編小説）『白刃小説選』『羅宋桓元帥紀事』（伝記文学） 『野草集』（詩集）がある。
遼瀋戦役と平津戦役に参加、中国人民解放軍二級紅星功勛栄誉賞、国務院からの政府特別手当を受給。現在中国作家協会理事。中国華僑文学芸術家協会顧問、フィリピン菲華文聯顧問などの職にある。
（『戦闘到明天 続集』 中国電影出版社 1997）
本名王寄生、筆名王爽、藍黙。
1918年10月12日福建晋江永寧県（現石獅市に属す）に生まれる。1932年、フィリピンに行き、生計を立てる。1935年マニラで半工半読の生活送り、抗日救亡運動に参加。
1937年春、帰国し抗日工作に参加。1938年夏、延安抗日軍政大学で学び、八路軍に参加。1939年中国共産党に加入。同年、抗日軍政大学を卒業、山東八路軍に配属され、五師（第五師団）で働く。1940年夏『魯南日報』に転属、編集長を務める。1941年『戦士報』主編。1944年、濱海軍区『民兵報』編集長。1945年、『山東画報』に転属、副主編を務める。
1945年、東北へ。安東（現丹東）ラジオ局局長を務める。1947年、西満軍区宣伝科長兼『反攻報』主編。1948年東北後勤教育科長兼『後勤報』主編。夏、新華社前線分社駐六縦記者に転属、遼瀋戦役および平津戦役に参加。
1950年、第四野戦軍編輯科長に就任。1955年北京市文聯に転属。1963年総政治部に戻り、創作組創作員となり、「上校」の階級を授けられる。1975年までの「文革期間」に長沙警備区顧問を務める。「文革」後、総政治部に戻り、羅栄桓元帥の伝記を執筆、解放軍藝術学院研究員を務める。1985年退職。
1950年に全国戦闘英雄大会に列席、毛沢東主席の接見を受け、宴席に招待される。1955年中央軍事委員会から二級独立自由勲章及び解放勲章を授与。1978年、中央軍事委員会から紅軍功勲栄誉章を授与。1993年、国務院特別手当を受給。1997年、話劇工作従事五十周年奨学金および賞状を授与。2005年、中共中央、国務院および中央軍事委員会から抗戦勝利六十周年記念章を授与。2007年、中華人民共和国人事部および文化部から「国家突出貢献話劇芸術家」の称号を授与。2009年、中国作家協会文学から創作六十年栄誉章証書を授与。
（『難忘的「十年浩劫」』2012.5）
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