Zhōng Tiěmín
鍾鐡民
しょう・てつみん

(1941～　)

鍾鐡民小伝：

　１９４１年に満州国奉天（瀋陽）に生まれ、その年に両親と共に北平に移り住む。１９４６年に台湾へ帰り、１９４７年には祖父の遺した農場に居を定める。

　１９６１年に第一篇の小説「四眼与我」を完成し、「联合副刊」に発表する。その後、隔年で十四篇の作品を発表する。１９６４年に師範大学に進学する。１９６９年に短編小説集『菸田』を出版し、帰郷して旗美高校の国語教師となる。１９７２年に長編小説≪雨後≫を出版する。１９７７年に「呉濁流文学賞」小説部門の佳作を獲得する。１９８０年には短編小説集『余忠雄的春天』を出版。１９８３年には「呉濁流文学賞」正賞を受賞する。

　１９９０年にはアメリカの「台湾文学研究会」の招きを受け、台湾文学研究討論会に参加した。

(『鍾鐡民集』前衛出版社　1993.12) 

著書

『台湾作家全集　短篇小説巻　戦後第二代　鍾鐡民集』前衛出版社　1994.6第二刷