Wáng Tuò
王拓
おう・たく

（1944～　）

王拓小伝：

　本名王絋久。１９４４年に基隆市郊八斗子漁村に生まれる。政治大学中文研究所で修士を取得後、同大学中文系で教鞭を執る。１９７７年に高雄美麗島事件に連座し逮捕、投獄され、１９８４年に仮釈放の許可を得出獄。１９９１年に第二期国民大会代表に当選する。王拓は文学者であるが、また熱心な改革家、社会運動家でもある。１９７５年に「金水嬸」の発表より、郷土文学のスタイルを確立した。作品集に『金水嬸』、『望你早歸』がある。また獄中で『牛肚港的故事』『台北・台北』の長編小説と、児童文学『英勇小戰士』を完成した。また、文学評論集『街巷鼓聲』、『張愛玲與宋江』及び、政論集『民衆的眼睛』、『黨外的聲音』などがある。

（『台灣作家全集・短篇小説卷　戰後第三代　王拓集』 前衛出版社　1992年）

著書

『台灣作家全集・短篇小説卷　戰後第三代　王拓集』 前衛出版社　1992.4