Wú Jǐnfā
呉錦發
ご・きんはつ

（1954～　）

吳錦發小伝：

　1954年高雄美濃に生まれる。中興大学社会学部卒業。映画の脚色、演出や新聞の文芸・学芸欄の編集主幹を経て、現在は民衆日報新聞評論員。

　生活経験の豊富さと綿密なリサーチで吳錦發の作品は質、量ともに相当な価値がある。吳濁流文学賞、時報文学賞及び聯合文学小説推薦賞を受賞。

　これまで出版された中短編小説集には『放鷹』『靜默的河川』『消失的男性』『燕鳴的街道』『春秋茶室』があり、そのうち『燕鳴的街道』『春秋茶室』は映画化された。その他、長編小説『秋菊』、散文集『永遠傘姿』がある。また、『台灣山地小説選』『一九八八台灣小説選』の責任編集者を務めた。政治評論集には『抓狂政治』『打開天窗説亮話』がある。

（『台灣作家全集・短編小説巻　戦後第三代　呉錦發集』 前衛出版社　1992年）

著書

『台湾作家全集　短篇小説巻　戦後第三代　呉錦發集』施淑・高天生／主編　前衛出版社　1992.4