賀敬之

Hè Jìngzhī
賀敬之
が・けいし

(1924- )

賀敬之小伝:

詩人。山東嶧県(今の棗庄)の人。1937年滋陽県山東省立第四郷村師範に学ぶ。抗日戦争勃発後、湖北へ行き、国立湖北中学で学ぶ。1939年学校の移転にともない、四川に行き、詩歌の創作を開始。作品は多く故郷の農村の闘争生活を反映している。これらは後に『郷村的夜』に集められた。1940年延安魯迅藝術文学院文学系で学ぶ。1941年中国共産党に参加。同年『七月』誌に新詩を発表、これらは後に『並没有冬天』に集められた。1945年丁毅と共同して、中国最初の農村の階級闘争を反映した新歌劇の劇本『白毛女』を執筆し、「旧社会は人間を化け物に変え、新社会は化け物を人間に変える」という主題を提示し、大きな影響を与えた。抗日戦争勝利後、華北聯合大学文学院に勤務。
1949年から中央戯劇学院創作室に勤務し、中国戯劇家協会書記処の書記に当選した。「文化大革命」後は中国共産党第12期中央委員に当選するとともに、文化部副部長、中共中央宣伝部副部長、中国作家協会副主席などの職を歴任した。
建国後は、政治抒情詩の方面での業績が高く、代表作として「放声歌唱」と「雷鋒之歌」がある。作品は情熱的で奔放、気勢は勇壮である。高らかな旋律と雄大な意境によって直接に、祖国や人民や党に対する熱愛を歌い上げるのが得意で、表現手法上は古典的詩詞、自由体新詩と民間詩歌を一つのるつぼに溶かし、独特の風格をもった長編政治抒情詩体を創造した。
ペンネームに艾漠、賀進、荊直などがある。

『中国現代文学詞典』上海辞書出版社 1990.12

作品集・単行本

『我是初来的』詩集 希望社 1941
『白毛女』劇本 延安新華書店 1946
『秦洛正』劇本 三聯書店 1950
『並没有冬天』詩集 泥土社 1951
『笑』詩集 五十年代出版社 1951
『朝陽花開』詩集 作家出版社 1954
「回延安」抒情詩 『延河』1956.6
『放声歌唱』長詩 中国青年出版社 1957
『郷村的夜』詩集 作家出版社 1957
『放歌集』詩集 人民文学出版社 1961
『雷鋒之歌』長詩 中国青年出版社 1963
『賀敬之詩選』山東人民出版社 1981

『賀敬之詩書集』中国文聯出版公司1996.3初版/1999.1北京第二次印刷/148.00元

   雨中謁嵐山詩碑  

1 9 7 9 年

  嵐 山 詩 碑 下,

  風 雨 後 代 花。

  再 誦「滔 海」句,

  四 化 千 帆 發!

 

研究資料

『賀敬之專集』中國当代文学研究資料 江蘇人民出版社 1982.5

 

作成:青野繁治

Chinese Literature Site

error: Content is protected !!