Kēlíng
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(1909.2.15~ ) |
柯霊小伝原籍は浙江紹興、広州の生まれ、本名は高季琳。1926年、上海の『婦女雑誌』に叙事詩「織布的婦人」を発表し文壇デビュー。 1931年冬よりずっと上海で新聞雑誌の編集に従事し、映画、話劇の活動に参加、さまざまな文学作品を執筆した。 1941年、師陀と共同でゴーリキーの劇作『どん底』を話劇『夜店』に改編し(後には映画にも改編)、広範な影響を与えた。 1948年、香港に行き『文滙報』の仕事に従事。1949年、上海に戻り、翌年中国共産党に加入する。 『文滙報』副社長兼副編集長、上海電影劇本創作所所長、『大衆電影』主編、上海作家協会書記処書記、上海電影協会常務副主席などの職を歴任。 中華人民共和国成立後、主に映画シナリオの創作に従事。1957年に書いた『不夜城』は中国共産党の資本主義工商業に対する改造を描き、人情味に富んだ作風となっている。そのため当時批判も受けたことがある。 彼は散文や雑文も得意で素晴らしい業績を有する。 唐文一『中国現代作家大辞典』新世界出版社 1992 |
著書『市楼獨唱』北社 1940.11 上海書店影印 1984.9 |
作成:青野繁治 |