李伯元

Lǐ Bóyuán
李伯元
り・はくげん

 (1867-1906)

 李伯元小伝:

 李伯元はまたの名を李宝嘉という。清末の小説家。字が伯元、南亭亭長と署名してあるものもある。江蘇省武進の人。諸生。詩賦と八股文を得意とし、また印章を彫る技術にも長けていた。何度も省試を受けたが合格しなっかった。後に上海に至り、相前後して<<指南報>>、<<游劇報>>、<<海上繁華報>>、<<綉像小説>>などの新聞や雑誌を手がけた。彼の小説は、清の朝廷官吏の愚かしい腐敗や汚職を暴露しているところがあり、政治の傾向は改良派に近く、小説を厳しく非難した代表的作家である。

(『辞海・1965年版文学分冊』上海辞書出版社)

 作品集・単行本

『官場現形記』 小説、繁華報館、1903.
『文明小史』 小説、 北京通俗文芸出版社、 1955.
『活地獄』 小説、 上海文化出版社、 1956.
『庚子国変弾詞』 小説、

 邦訳

『官場現形記』 入矢義高、石川賢作訳、 平凡社、 1968.

 作成:浅野和恵

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