李国文

Lǐ Guówén
李国文
り・こくぶん

(1930- )

李国文自伝:

私は1930年8月24日(旧暦)に上海で生まれた。本籍は江蘇省塩城市。
1947年から、南京国立演劇専門学校で学ぶ。1949年に、北京中央演劇学院で仕事についた。
1952年の朝鮮戦争において朝鮮軍を支援するため、軍の文芸工作団に志願し創作者となった。
1954年から、北京の中国鉄道工作会の宣伝部で文芸編纂を担当した。
1957年に生活に関与した作品である「改選」を発表し、右派分子のレッテルをはられた。
1958年から1979年まで鉄道作業部にて労働。
1979年に、名誉回復をし、北京に戻り中国鉄道文芸団の創作部で仕事をした。
1980年から中国作家協会で仕事をし、現在「小説選刊」編集長を務める。

愛を人々にささげる

私は現実主義を主張するが、頑なにその大木にしがみく必要はない。私は「文をもって道を載せる」ということを主張するが、一文一文一字一字を道に載せる必要はない。作者が辛く、読者が更に辛い多くの事をつくる必要があろうか。
しかし、作らないわけにはいかない。一文一文が中身がなく、人生に直面する勇気がなくても、臆病から逃れられない。作家はやはり最大限に誠意をこめ、多くの人々に愛を捧げなければならないと思う。

作品目録

『冬天里的春天』上・下 長篇小説 人民文学出版社 1981.5/1.95元
『第一杯苦酒』短篇小説集 人民文学出版社1982.3/0.60元
『花園街五号』長篇小説 北京出版社 1984
『月食』短篇小説 人民文学
『危楼紀事』長篇小説 上海文藝出版社 1988
『李国文――中国当代作家選集叢書』人民文学出版社 1991.6/5.55元
『涅槃』中国華僑出版社 1996.2

  
 
作成:大川宏明

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