Lín Xī
林希
りん・き

（1935-　）

林希小伝：

1935年、天津に生まれ、師範学校卒業。1952年就職。教師をしたこともあるが、後に天津作家協会に転属となる。
1955年、“胡風反革命集団”冤罪事件に連座、“胡風分子”とされ、1957年には右派分子に誤って区分され、それ以来、農場、工場、農村などに送られ肉体労働に従事。1980年になってようやく名誉回復され、再び文学の仕事に返り咲く。現在天津作家協会所属の専業作家。
主要作品は、詩集４部、そのうち『無名河』は全国新詩奨を受賞。また長編小説を3部出版、中篇小説10余部を出版している。そのうち、中編小説『丑末寅初』と『高買』は前後して『中国作家』優秀作品奨を受賞。近年来、長編小説『天津百年』の創作に従事しており、その第一部『五槐橋』がまもなく出版される。また『林希小説精品選』及び『林希小説集』の英語訳とフランス語訳が出版される。

 （『桃兒杏兒』作家出版社　1998.4）

作品集・単行本

『桃兒杏兒』長編小説　作家出版社　1998.4／20.50元
『高買』中国文学出版社　1998.10／5.00元