東年

Dōng nián
東年
とうねん

(1950~ )

東年小伝:

 本名、陳順賢、1950年宜蘭に生まれる。外祖母は抗日に先賢蒋渭水の従妹である。1978年米国アイオワ大学国際寫作坊に招かれて渡米し研修。現在聯経出版事業公司副総経理、聯合文学社務顧問を勤める。
 東年は同年代において、長篇小説の創作に最もいそしんだ作家で、1974年に船に乗って南アフリカへ行き、長篇SF小説『失蹤的太平洋三號』を書き、8年の歳月を費やして完成させた。目下、次の長篇2部の創作が進行中である。その作品は、聯合報および中国時報の小説賞を受賞もしている。
 出版されている短篇小説集は、『落雨的小鎮』『大火』『去年冬天』、長篇小説は『失蹤的太平洋三號』および『模範市民』である。

(『台湾作家全集 短篇小説巻 戦後第三代 東年集』1992年)

著書

『台湾作家全集 短篇小説巻 戦後第三代 東年集』前衛出版社 1992.4

 
作成:青野繁治

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