林雙不

Lín Shuāngbù
林雙不
りん・そうふ

(1950~ )

林雙不小伝

 本名、黄燕徳。1950年雲林県東勢郷の小さな村に生まれる。輔仁大学哲学研究所修士。高等専門学校、高級中学の教職についていた。
 林雙不は早くも13歳のとき「碧竹」のペンネームで詩や小説を発表し、もっとも売れ行きのよい作家となった。80年にペンネームを改め、作風も大きく変わった。90年代前後に政治や社会運動に積極的に参与するようになり、街頭演説の「名演説家」の一人となった。
 林雙不の出版した作品は極めて多く、初期の重要な短篇小説集としては、『班會之死』『李白乾杯』『撥個電話給我』がある。80年代以降、林雙不のペンネームによる小説集は5種類あり、『筍農林金樹』『大学女生荘南安』『小喇叭手』『決選星期五』および『大佛無故戀』がある。

(『台湾作家全集 短篇小説巻 戦後第三代 林雙不集』1992)

著書

『台湾作家全集 短篇小説巻 戦後第三代 林雙不集』前衛出版社 1992.4

 
作成:青野繁治

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