蔡智恒

 

CàiZhìhéng
蔡智恒
さい・ちこう

 

蔡智恒小伝

 台南市の北、嘉義県布袋鎮の生まれ。海沿いの村だが、家庭は漁業はしていない。子供の頃、両親は雑貨店を営んでいたが、経済的理由から店をたたみ、二人とも台北に行ってしまった。中学校を出ている父親は貿易会社の職員をつとめたが、心臓を悪くして、実家の嘉義に戻ってきたが、小学校卒の母親はそのまま台北で雑用係を続けた。
 よく遊んでいた妹が4、5歳で亡くなったことで、心境に変化をきたし、勉強にはげみ、大学まで、ずっと成績は一番を続けた。大学本科も一番で卒業したので、大学院も無試験で入れた。大学の同期に心理学を好む同級生がいて、心理学的な考え方を教えてもらった。彼は後に心理学研究所に就職した。
 29歳のとき創作を始めたが、人から非難されるようになって、やっと自分の作品がよく書けているのだと思った。たとえ敵視されても軽視されるな、というのが信念である。

『愛爾蘭咖啡』2000.12

 
著書

『愛爾蘭咖啡』網絡書系 知識出版社 2000.12

 
 

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