包玉堂小伝
広西羅城の人。半年だけ初級中学に通う。1949年末、慶遠専区の行政幹部学校に学ぶ。剿匪征糧工作隊、土地改革工作隊に参加。小学校教師、校長、県新聞の記者、県や地方の委員会幹部、自治区文化局副局長、党組副書記などの職に就く。
1952年通信報道と山歌を書き始める。1956年に『廣西文藝』に最初の長篇叙事詩『虹』を発表。仫佬（ムーラオ）族最初の詩人となる。この詩は苗家の娘花姐姐の生活と経験を描き、濃厚な民歌風を帯び、文芸界の重視を受けた。 1958年、柳州師範専科学校中文科に派遣され学習。1959年柳州地区の文聯に配属され、歌劇『劉三姐』の創作に参加する。1963年、広西文聯に配属され、詩歌、散文、民間故事および文学評論を多数執筆。
彼の詩歌は、豊かな感情とすがすがしい言語を用いて、ムーラオ族人民の新生活を描き、濃厚な地方的色彩と独特の芸術的魅力を備えている。
1981年組詩「春色満壮郷」が、第一回全国少数民族文学創作賞優秀詩歌賞を獲得。同年、1957年に創作した「走坡組詩」が広西建国以来少数民族文学創作一等賞に輝いた。1985年組詩「紅水河畔三月三」が全国第二回少数民族創作一等賞に輝く。中国作家協会広西分会副主席。
（劉亜鉄『中国現代作家大辞典』新世界出版社1992）
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