李輝英

Lǐ Huīyīng
李輝英
り・きえい

(1911.1~1991.5.1)

李輝英小伝

 李輝英は1930年代に比較的早く表れた東北籍現代文学作家であり、当代香港の著名な小説家、学者である。本名李連萃、ペンネームは、梁晋、葉知秋など。1911年1月に吉林省栄吉県大金家屯に生まれる。
 1927年、故郷を離れ上海へ。1930年代はじめに上海公学中文系を卒業。この間、『生生月刊』『創作月刊』などを編集。「左翼作家聯盟」と「北平作家協会」に次々と加入。抗日戦争期間には「中華全国文芸界抗敵協会」にも加入した。「作家戦地訪問団」に付いて、抗日の前線を巡回訪問、劇上演を行なった。李輝英の日本軍の中国侵略に対する怒りによって、1932年から筆を刀や鉄砲のように使い、日本の侵略者の暴行を暴露批判し、抗日救亡をを宣伝した。1932年に単身故郷に戻り、日本軍の罪業を調査し、以降の創作のための豊かな素材を蓄積した。
 抗日戦勝利後、長春大学や東北師範大学の教授に就任した。
 1950年から香港に定住し、香港大学東方語言学院、香港中文大学聯合学院で中文系講師、系主任をつとめ、「中文学会」名誉会長に招聘された。教学活動、創作のほか、『熱風』『文学天地』『筆会』などの文藝刊行物を編集した。
 1976年以降、闘病生活に入るが、執筆活動は続いた。1984年12月には、中国作家協会第四回作家代表大会に参加するため北京訪問。
 1991年5月1日香港で病死。

(『李輝英代表作』華夏出版社 1998)

著書

『中国現代文学百家 李輝英代表作』華夏出版社 1998.1

研究資料
 
作成:青野繁治

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