東方竹子

Dōngfāng Zhúzi
東方竹子
とうほう・ちくし

東方竹子小伝:

東方竹子、又の吊を毛竹、竹子、佚人。60年代の初め、大巴山区の傾いた竹楼のなかで生まれた。その後両親とともに流浪し、青海で20数年を過ごした。大学を卒業し、(数学)理学学士の学位を取得。80年代初めに数学論文を発表し始める。同時に作詞作曲に熱中し、少なからず佳作の歌曲を世に問うた。87年から散文・詩歌など文学作品を発表し始める。そのなかでも『迷失在西部』は読者に大変人気を博した。全国的な音楽や詩歌のコンクールで何度も入賞した経験をもっている。
現在は『中国石油報』の記者をつとめ、「透明な女性」を主題とする系列創作に従事している。この系列作品は、現代女性の生きる意味を探求する21世紀に連なる工程とも言えるもので、「地理的意味でのカカシリ無人区に踏み込む」散文巻と「生命の意味でのカカシリ無人区に踏み込む」小説巻の二大部分に分かれ、『透明的女性』は散文巻の第一冊である。

(『透明的女性』中国社会出版社1998.8)

作品集・単行本

『透明的女性』中国社会出版社 1998.8/28.00元

作成:青野繁治

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