Wénxuéyánjiūhuì
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解説北京大学教授であった周作人を中心として、鄭振鐸、王統照、葉紹鈞など北京在住の文学青年たちが集まり、1921年1月4日、北京の「来今雨軒」で結成大会を開いた。結成大会には参加していないが、当時上海の商務印書館に勤務し『小説月報』の主編を引き継いだ沈雁冰が会に参加して、文学研究会同人に発表の場を提供したことは重要な意味を持つ。これによって、それまで鴛鴦蝴蝶派の牙城であった『小説月報』が新文学の砦となったからである。周作人の影響の下、同人の多くは「人生のための文学」を主張した。 文学研究会結成の経過と活動状況を知る最も基本的な資料は、1921年1月10日発行の『小説月報』第12巻第1号に「附録」として、掲載された「文学研究会宣言」および「文学研究会簡章」(規約)、と同誌第12巻2号に「附録」として掲載された「文学研究会読書会簡章」「文学研究会会務報告 第一次」である。 |
文学研究会宣言われわれが本会を発起するには、三つの意図があった。どうか留意願いたい。 |
文学研究会簡章第一条 本会の名称を「文学研究会」と定める。 発起人 周作人 朱希祖 耿済之 (附告)本会の趣旨に賛同し入会を希望される方は、簡章に基づき以下のものと相談のうえ、成立大会開催の後、規約が話しあわれ、再び布告がなされるまでお待ち下さい。 |
参考資料『現実主義的初潮――文学研究会作品選』(上)華東師範大学出版社 1986.6/2.50元 |
「中国現代文学史参考資料 文学研究会作品専輯」(文学研究会叢書)
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『記憶之都』楊騒/著 商務印書館 民國26年6月初版 國幣捌角 『流沙』王任叔/著 商務印書館 民國26年6月 國幣壹元壹角 『漢園集』卞之琳/編 商務印書館 民國25年3月初版8月再版 國幣陸角 『生之懺悔』巴金/作 商務印書館 民國25年3月初版 國幣陸角 『芝蘭與茉莉』顧一樵/著 商務印書館 民國12年12月初版13年4月再版 大洋肆角 『文壇逸話』宏徒/編 商務印書館 民國17年10月初版 大洋肆角 『春日』羅黒芷/著 開明書店 民國17年6月初版二十年十月三版 大洋四角 『皮克的情書』彭家煌/著 現代書局1928.7.15初版1928.12.15再版 大洋三角 『西行書簡』鄭振鐸/著 商務印書館 民國26年6月初版 國幣捌角 『英蘭的一生』孫夢雷/著 開明書店 1927.9初版 大洋壹元 |
作成:青野繁治 |