先鋒文学

Xiānfēngwénxué
先鋒文学
せんぽうぶんがく

解説:

「先鋒派」ともいう。 時代の先端を行く文学という程度の意味で、外国のモダニズム、ポストモダニズム文学に影響を受けた独特の表現手法と独特の世界認識、表現意識に基づいて創作活動を行う作家たちを、中国の評論家はこう呼んだ。

何を書くか、ではなく、どのように書くか、という方法意識にもとづき、様々な実験的試みを実践しているため、やや難解な作品が多い。

80年代後半から90年代前半にかけて活躍した後、それぞれの方向に転進していったものが多いが、代表的な作家と作品は、馬原「岡底斯的誘惑」、劉索拉「你别无选择」 、残雪「黄泥街」莫言「 豊乳肥臀」、格非「迷舟」、蘇童「 罌粟之家」、余華「偶然事件」などである。

参考書

『先鋒的背影――中国現代主義文論(1978-2008)』王洪岳/著 浙江大学出版社 2011.4

作成:青野繁治

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