新時期文学邦訳作品集

小説集 詩集 戯曲集

入手できた単行本のリストを紹介します。残念ながら文芸月刊誌等に掲載されたものは収めていません。また中国文学専門の定期刊行物『季刊中国現代小説』等の掲載作品も収める余裕がありませんでした。作家の個人作品集の翻訳については、それぞれの作家の項を御覧ください。

 傷痕 工藤静子・西脇隆夫/訳
日中出版
1980.2
李陀「君よ、この歌をきけ」
盧新華「傷痕」
陸文夫「献身――唐琳の場合」
李勃「阿恵」
劉心武「めざめよ、弟」
劉心武「クラス担任」
王亜平「冤罪」
短編小説からみた
「四人組」追放後の
中国文学の現状
中国告発小説集
天雲山伝奇
田畑佐和子
田畑光永
編訳
亜紀書房
1981.10
魯彦周「天雲山伝奇」
徐明旭「転勤」
劉賓雁「人妖の間」
中国農村百景

『山西文学』短篇小説集

小林栄/編・訳
銀河書房
1982.3
はしがき
張石山「くわの柄韓宝山」
賈大山「趙三勤」
鄭義
「降りつづく秋雨」
楊茂林
「酒の酔いから今さめて」
田東照「二十八人目の人物」
韓文洲「秋の収穫の頃」
趙新「皆な同じ世界だ!」
あとがき
草原の小道
短篇小説佳作12
外文出版社日本語翻訳室
北京外文出版社
1982
巴金「日本の読者へ」
方之「奸賊」
茹志鵑「草原の小道」
王蒙「悠々寸草の心」
陳世旭「田舎町の将軍」
鄧友梅「陶然亭綺談」
母国政「わが家のコックさん」
賈平凹「竹と含羞草」
高暁声「真珠の嫁」
張潔「めぐり会い」
劉心武「青葉しげれる」
陳忠実「信頼」
蒋子竜「喬工場長就任記」
付録:
王蒙「より美しい明日のために」
訳者後記
現代中国短編小説選 上野廣生/編訳
亜紀書房
1983.1
茹志鵑「構成のまずい物語」
高暁声「李順大の家」
陳世旭「小鎮の将軍」
張弦「愛に見捨てられた片隅」
張潔「愛・忘れ得ぬもの」
王蒙「寸草の憂い」
茹志鵑「草原の道」
茹志鵑「女ごころ」
白樺「一束の手紙」
蒋子竜「喬所長の着任」
中国農村百景Ⅱ

『山西文学・1981』
短篇小説集

小林栄/編・訳
銀河書房
1983.2
はしがき
崔巍「水運び」
韓石山「白い西瓜」
張文徳「いばらの道」
潘保安「仕返し」
張旺模「盗み」
馬烽「山村のお医者さん」
焦祖堯「ところてんの店で」
李海清「かえるの鳴き声」
あとがき
 ひなっ子
最新中国短編小説集
永田耕作/編訳
重陽出版
1984.3
鄧友梅「喜多村秀美」
魯琪「ひなっ子」
魯琪「ローちゃん」
瑪拉沁夫[蒙古族]
「活き佛物語」
羊翬「首のこぶ」
沈治平「誕生日の贈り物」
趙大年「農園の大将」
張興元
「アンズ村のニュース」
方方
「安樹と詩の仲間たち」
葉蔚林
「たつのひげ草の帽子」
作品解説とあとがき
中国農村百景Ⅲ

『山西文学・1982』
短篇小説集

小林栄/編・訳
銀河書房
1984.3
はしがき
何亜京「夕風」
王東満「柳大翠一家の物語」
苗挺「胴搗きの歌」
徐捷「野心家」
胡正「元宵節」
あとがき
中国農村百景Ⅳ

『山西文学・1983』
短篇小説集

小林栄/編・訳
銀河書房
1985.3
はしがき
王西蘭「麦撒機の鈴の鳴る頃」
王東満「朝焼けに燃える男」
李鋭「壁耳ニュース社情報」
成一「陳家のできごと」
権文学
「つづら折りの山奥の村で」
張魯「口から出かかった言葉」
小林栄「私の訪中記」
あとがき
キビとゴマ
中国女流文学選
加藤幸子・辻康吾編
研文出版
1985.4
加藤幸子
「思い出の中の中国女性たち」
張抗抗「夏」
茹志鵑「児をおもう」
張潔
「愛、この忘れがたきもの」
諶容「讃歌」
戴厚英「キビとゴマ」
辻康吾
「現代中国文学によせて」
中国農村百景Ⅴ

『山西文学・1984』
短篇小説集

小林栄/編・訳
銀河書房
1986.3
はしがき
馬烽「彭成貴じいさん」
張平「糟糠の妻」
権文学
「村の西のはずれの
天保じいさん」
周宗奇「きれいな沙水河」
韓石山「部長と農村へ行く」
李逸民「高天順という人」
義夫「見通せない世の中」
李鋭「老いのさびしさ」
小林栄「中国語独学二十年」
あとがき
錯、錯、錯!
80年代中国女流文学選
[1]
現代中国文学
翻訳研究会・訳
南條純子・監修
NGS
1986.12
まえがき
諶容「錯、錯、錯」
陳愉慶「壁」
池莉「故郷の月」
諶容「決して面白くない自伝」
終着駅
80年代中国女流文学選
[2]
現代中国文学
翻訳研究会・訳
南條純子・監修
NGS
1987.7
まえがき
王安憶「終着駅」
鉄凝「果樹園への小道」
張抗抗「愛する権利」
劉俊民「月清く」
余未人「星のきらめき」
ラブレター
80年代中国女流文学選
[3]
現代中国文学
翻訳研究会・訳
南條純子・監修
NGS
1987.12
まえがき
王浙浜「ラブレター」
張潔「より美しく生きる者」
王小鷹「香錦」
張玲「帰来」
喩杉「女子大生寮」
余未人「嫁ぐ日近く」
四人の四十女
80年代中国女流文学選
[4]
現代中国文学
翻訳研究会・訳
南條純子・監修
NGS
1988.7
まえがき
胡辛「四人の四十女」
黄旦璇「モデルにきた女」
程琪「駱駝を曳く女」
葉文玲「秋爽」
陳彬彬
「キューピットの矢はどこに?」
中国農村百景Ⅵ
『山西文学・1985』
短篇小説集
小林栄/編・訳
銀河書房
1988.8
張平「血の復讐」
李逸民
「首をまわせられない人」
鄭恵泉「小さな店」
田中禾「五月」
あとがき
六月の話題
80年代中国女流文学選
[5]
現代中国文学
翻訳研究会・訳
南條純子・監修
NGS
1989.6
まえがき
鉄凝「六月の話題」
航鷹「白衣の天使」
陳吉蓉
「シャンゼリゼ大通りの家」
諶容「回春条例」
苗月「男と男の間」
包川「素人のど自慢」
劉心武「ここ十年の中国文学
のいくつかの特徴」
董静如
「新時期“女流文学”の魅力」
発刊によせて
中国現代少数民族文学選 山川力・監修
川口孝夫・訳
未来社
1989.9
董秀英
「アワ人民のひとりとして」
張長「昆明から」
ザシダァワ
「感謝の思いを込めて」
ウロルト
「われわれは今こそ
新時代の文学を」
李子牛
「新しい草地に
向かって行こう」
石英「ロガンとナシァン」
董秀英「アワ山の嵐の夜」
呉雪悩
「牡豚の架けた喜びの橋」
ドジェツァイタン
「新しい草地に向かって」
ザシダァワ
「酒売りの少女ナゼン」
ザシダァワ「江の向こう岸」
張長「最後の菩提樹」
ウロルト
「緑のじゅうたんの川岸」
ウロルト
「琥珀色のかがり火」
李恵文「のろまの姉さん」
ザシダァワ「ラサへの路で」
川口孝夫
「解題 私自身の体験のなかで」
山川力「監修して思うこと」
川口孝夫「後記」
中国幻想小説傑作集 竹田晃=編
白水社
1990.12
エロシェンコ
「時のお爺さん」
魯迅「復讐の剣」
巴金「もの言う木」
莫言「秋の水」
(以上 藤井省三訳)
(現代文学のみ)
中国ユーモア文学傑作選
『笑いの共和国』
藤井省三=編
白水社
1992.6
魯迅(藤井省三訳)
「あひるの喜劇」
凌叔華(大槻幸代訳
「宴のあと」
胡適(清水賢一郎訳)
「結婚騒動」
張天翼(鈴木将久訳)
「若奥さまの家出」
沈従文(長堀祐造訳)
「自殺の話」
張愛玲(藤井省三訳)
「外国人が京劇および
その他を見ると」
趙樹理(加藤三由紀訳)
「小二黒の結婚」
耿竜祥(桜庭ゆみ子訳)「入党」
葉文福(長堀祐造訳)
「将軍、それはなりませぬ」
楊絳(桜庭ゆみ子訳)
「林ばあさん」
莫言(藤井省三訳)「蠅・前歯」
柏楊(長堀祐造訳)「秘密」
張系国(垂水千恵訳)「愛奴」
 現代中国短編集  藤井省三編
平凡社
1998.3
莫言「良医」(藤井省三訳)
莫言「お下げ髪」(藤井省三訳)
格非「迷い舟」(桑島道夫訳)
余華「アクシデント」(飯塚容訳)
高行健「逃亡」(瀬戸宏訳)
韓少功「爸爸爸」
(加藤三由紀訳)
李昂「さらば故郷/西蓮/水麗」
(藤井省三訳)
藤井省三「解説――鄧小平時代=文芸復興期の中国文学」
ミステリー・イン・チャイナ
同時代の中国文学
釡屋修[監修]
東方書店
2006.3
都市と農村のミステリー
韓東「部屋と風景」
(石井恵美子訳)
魏徴「鄭さんの女」
(上原かおり訳)
賈平凹「太白山記(抄)」
(塩旗伸一郎訳)
記憶のミステリー
遅子建「宵の月」(下出宣子訳)
劉恒「こころ」(徳間佳信訳)
西渡「ある時計職人の記憶 ほか」(佐藤普美子訳)
老いらくのミステリー
韓少功「暗香」(加藤三由紀訳)
王蒙「玄思小説」(釡屋修訳)
釡屋修「あとがき ――ミステリー
・友好と理解の谷間で」
『中国現代小説:6』 北浜現代中国文学読書会

石黒やすえ
石田種雄
河本史昭

孫春平
「叔父さん叔父さん、あなたは誰?」
潘向黎「青菜入りスープ」
潘向黎「私は星の王子様が好き」
孫春平「蟹物語(要約)」
孫春平「ずっとジャンケン遊びをしていこう(要約)」
9人の隣人たちの声
中国新鋭作家
短編小説選
桑島道夫[編]
勉誠出版
2012.9
徐則臣
「この数年僕はずっと旅している」
(大橋義武訳)
周嘉寧「幻覚」(河村昌子訳)
葛亮「尹親方の泥人形」
(星野幸代訳)
ツェリンノルブ「アメリカ」
(桑島道夫訳)
魯敏「壁の上の父」
(加藤三由紀訳)
金仁順「トラジ~桔梗謡~」
(水野衛子訳)
李修文「夜中の銃声」
(多田麻美訳)
張悦然「狼さん いま何時」
(杉村安幾子訳)
李浩「五人の国王とその領土」
(小笠原淳訳)
桑島道夫「あとがき」

 

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